

LEATHER

革には表情があります。
草原や山林を駆け回っていた頃にできた擦り傷や虫に刺された跡など、
よくみると革それぞれに表情が違います。
ときには血筋の跡すら映し出す、これが天然皮革です。
この天然皮革をタンナー(革工場)がなめしますが、タンナー毎に特徴があり、
また、仕上げによっても大きく風合いが異なります。
経年で変化しやすく、その革の持つ特徴が徐々に風合いとなって現れる染料仕上げ。
反対に、傷がつきにくく経年変化しにくい顔料仕上げ。
使い方や手入れにより表情が変わってくる革製品は、
使い手の分身のようなもの。
ぜひ、可愛がってあげて下さい。
栃木レザー
-TOCHIGI LEATHER -
素材:牛革(ピット製法タンニン鞣し革)
産地:国産(栃木レザー)
栃木にてピット製法で生み出される、老舗のタンナーによる革です。
濃度の違うタンニン溶剤の水槽に順次漬け込んでなめしていくのがピット製法。型崩れしにくい堅牢な革になり、経年で綺麗な飴色へと変化していきます。
約3ヶ月にわたる20以上の工程で丁寧になめされて、皮から革になっていきます。
<ハードレザーとソフトレザーの違い>
厚みと質感が異なります。無骨なハードに対し、ソフトは繊細で柔らかな印象を与えます。


姫路レザー
-HIMEJI LEATHER -
素材:牛革(タンニン鞣し)
産地:国産(姫路革)
昔から多くのタンナーが活躍する革の一大産地、姫路。
クロムとタンニンの割合を自由に変えることができる技術が特徴的で、染色の自由度も高いため様々な色を出すことが可能になります。
また、経年変化が比較的少ないのも特徴の一つです。
いつまでも当初の印象を残して使い続けることができます。

